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ビジネス文章 – 12月の時候の挨拶文例

12月は1年のしめくくりの月です。師走と呼ばれるように、何かと気ぜわしい時期でもあります。
上旬には二十四節気の大雪を迎え、本格的な冬が訪れる季節です。
下旬に近くなると冬至となり、昼がもっとも短くなりますが、その後は徐々に明るい時間が増えてきます。
寒さもひとしおの時期ですが、時候の挨拶では、新年に迎えるにあたり、前向きな言葉を添えたいものです。
また、1年間お世話になった感謝の言葉も忘れずに伝えましょう。

ビジネス文章 - 12月の時候の挨拶文例

12月上旬に使う時候の挨拶

12月上旬から中旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
なお、上旬・中旬・下旬を問わず使える表現もあります。

-【漢語調】時候の挨拶の例文

  • ・小雪の候(※11月22日~12月6日頃)
  • ・大雪の候(※12月7日~12月20日頃)
  • ・初冬の候
  • ・初雪の候
  • ・師走の候
  • ・極月の候
  • ・忙月の候
  • ・寒冷の候
  • ・明冷の候
  • ・季冬の候
  • ・霜夜の候
  • ・初氷の候
  • ・新雪の候
  • ・孟冬の候
  • ・霜寒の候 など
  • ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可

-【口語調】時候の挨拶の例文

  • ・師走に入り、何かとあわただしい時期となりました。
  • ・粉雪が舞う本格的な冬が到来いたしました。
  • ・寒気がいっそう厳しくなり、師走の風が身にしみる季節となりました。
  • ・朝夕の冷え込みがことのほか厳しく、真白な霜柱を目にする今日この頃です。
  • ・厳しい寒さがいっそう身にしみますが、冬晴れを心地よく感じる今日この頃です。
  • ・冷たい北風に落ち葉が舞い、師走の寒さがいっそう身にしみるこの頃です。
  • ・すっかり冬枯れした野山に、本格的な冬の到来を実感しております。
  • ・大雪を過ぎ、山々が美しい雪化粧をほどこす季節となりました。
  • ・朝夕はめっきり冷え込み、木枯らしが身にしみるこの頃です。
  • ・澄みわたった冬空に、雪化粧をした美しい山々が望める晴天が続いております。など

12月下旬に使う時候の挨拶

12月中旬から下旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。

-【漢語調】時候の挨拶の例文

  • ・師走の候
  • ・極月の候
  • ・忙月の候
  • ・大雪の候(※12月7日~12月20日頃)
  • ・冬至の候(※12月22日~1月4日頃)
  • ・短日の候
  • ・寒冷の候
  • ・厳寒の候
  • ・霜夜の候
  • ・霜寒の候
  • ・歳末の候
  • ・歳晩の候
  • ・年末の候 など
  • ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可

-【口語調】時候の挨拶の例文

  • ・冬至を迎えましたが、例年にない暖冬が続いております。
  • ・鮮やかなイルミネーションが街を彩る華やかな季節が訪れました。
  • ・本年も残りわずかとなり、お忙しくお過ごしのことと存じます。
  • ・厳しい寒さが続き、冬のひだまりを暖かく感じる今日この頃です。
  • ・年の瀬も押し迫り、ご多用の折にも活気に満ちた日々をお過ごしのことと存じます。
  • ・寒波が到来し、朝夕の冷え込みがいっそう厳しくなりました。
  • ・冬本番となり、冷たい寒風が身にしみる今日この頃です。
  • ・寒気厳しく、冷たく吹きすさぶ木枯らしが身にこたえるこの頃です。
  • ・本年も残すところわずかとなり、越年のご準備にお忙しい時期と存じます。
  • ・行く年を惜しみつつも、新年に希望をいだく年の瀬でございます。 など

12月のビジネス文書の例文

頭語・結語、時候の挨拶、相手の繁栄を喜ぶ・日頃の感謝を伝える言葉、結びの挨拶を含む、12月にふさわしいビジネス文書の文例を紹介します。

-12月上旬~中旬に送るビジネス文書の例

拝啓 初冬の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より格別なご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。

さて、
・・・(主文)・・・

本年も大変お世話になり、深く感謝いたします。
来年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。 敬具

-12月中旬~下旬に送るビジネス文書の例

拝啓 歳末のみぎり、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
日頃は格別なお引き立てを賜り、深くお礼申し上げます。

さて、
・・・(主文)・・・

本年のひとかたならぬご厚情に心より感謝いたします。
ご壮健でよいお年をお迎えになりますよう祈念いたします。 敬具