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ビジネス文章 – 11月の時候の挨拶文例

11月は上旬に二十四節気の霜降(そうこう)を迎え、地域により霜が降りはじめる季節です。
ほどなくして立冬となり、秋から冬へと季節が変わります。
木枯らしが吹き、初雪が観測される地域も出てくる頃です。
色鮮やかだった草木が落葉し、日増しに寒くなることも重なって、どことなく寂しさを感じる時期であるものの、空気が澄んで景色が美しく見える季節でもあります。
時候の挨拶文は寒さに触れる表現が多くなりますが、冬へと向かう美しい情景をイメージできる言葉も添えるといいでしょう。

ビジネス文章 - 11月の時候の挨拶文例

11月上旬に使う時候の挨拶

11月上旬から中旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
なお、上旬・中旬・下旬を問わず使える表現もあります。

-【漢語調】時候の挨拶の例文

  • ・霜降の候(※10月23日~11月6日頃)
  • ・立冬の候(※11月7日~11月21日頃)
  • ・晩秋の候
  • ・暮秋の候
  • ・深秋の候
  • ・錦秋の候
  • ・季秋の候
  • ・落葉の候
  • ・向寒の候
  • ・夜寒の候
  • ・菊花の候
  • ・残菊の候
  • ・時雨の候
  • ・冷雨の候
  • ・氷雨の候
  • ・初霜の候
  • ・霜降の候 など
  • ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可

-【口語調】時候の挨拶の例文

  • ・暮秋にふさわしく、肌寒さが身にしみる今日この頃です。
  • ・木枯らしが吹き、落ち葉舞う季節となりました。
  • ・立冬を過ぎ、朝夕冷え込むことが多くなりました。
  • ・秋が深まり、菊薫る季節となりました。
  • ・日ごとに秋が深まり、日暮れが早くなってまいりました。
  • ・草木がすっかり紅葉し、野山を鮮やかに彩っています。
  • ・だんだんと冷たくなる秋風に、冬の訪れを予感する今日この頃です。
  • ・早くも立冬を過ぎ、枯れ葉の舞う季節となりました。
  • ・朝夕はめっきり冷え込むようになり、小春日和に喜びを感じる今日この頃です。
  • ・日ごとに冷気が加わり、早くも冬の気配がただよってまいりました。 など

11月下旬に使う時候の挨拶

11月中旬から下旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。

-【漢語調】時候の挨拶の例文

  • ・深秋の候
  • ・向寒の候
  • ・菊花の候
  • ・初霜の候
  • ・時雨の候
  • ・冷雨の候
  • ・深冷の候
  • ・霜秋の候
  • ・霜寒の候
  • ・小雪の候
  • ・初冬の候 など
  • ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可

-【口語調】時候の挨拶の例文

  • ・草木に降りる露が霜へと変わり、寒さが身にしみる季節となりました。
  • ・朝夕の冷え込みがひときわ厳しくなり、冬の到来を実感する今日この頃です。
  • ・冷たい北風が落ち葉を舞い上げ、山々が少しずつ冬化粧をはじめる季節になりました。
  • ・紅葉した葉がすっかり枯れ落ち、冬木が目立ってまいりました。
  • ・朝夕の冷え込みが厳しくなり、草木に降りた霜が朝日に美しく輝く季節となりました。
  • ・吐く息の白さに、本格的な冬の訪れを予感するこの頃です。
  • ・初雪の便りが聞かれる一方、小春日和のおだやかな日が続いております。
  • ・山々が白い雪化粧をはじめる季節となりました。
  • ・冬枯れに寂しさをおぼえつつ、朝日を受けて輝く霜の美しさに心を打たれるこの頃です。
  • ・小雪を過ぎたものの、例年になく暖かい日が続いております。 など

11月のビジネス文書の例文

頭語・結語、時候の挨拶、相手の繁栄を喜ぶ・日頃の感謝を伝える言葉、結びの挨拶を含む、11月にふさわしいビジネス文書の文例を紹介します。

-11月上旬~中旬に送るビジネス文書の例

拝啓 晩秋の候、貴社いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別なご高配を賜り、誠にありがとうございます。

さて、
・・・(主文)・・・

ますます寒さに向かう折、ご自愛お願いいたします。
まずは書中をもってご挨拶申し上げます。 敬具

-11月中旬~下旬に送るビジネス文書の例

拝啓 初冬の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃は格別なお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。

さて、
・・・(主文)・・・

ご壮健にて師走を迎えられますよう祈念申し上げます。
取り急ぎ書中にてお知らせいたします。 敬具